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発達凸凹の睡眠障害と外遊び

先日、渥美正彦先生の「子どもの発達障害がよくなる 睡眠の教科書」を読みました。

 

精神科と睡眠の専門家である、渥美先生は、「発達障害と睡眠の問題は関連が強い」ことを訴えています。

 

睡眠の効果として言われていることは

 

・成長ホルモンの分泌を促す(ノンレム睡眠)

→子どもの発達はもちろん、免疫力、美肌づくりに不可欠なホルモン

 

・記憶を整理し、定着させる(レム睡眠)

 

 

・脳を休ませる役割

→睡眠により、体内に発生した活性酸素(老化や病気の原因となる物質)を分解する

 

と言われています。

 

 

しかし、

 

ASDの人は、夜間に分泌される睡眠ホルモンである、メラトニンが減少しているという報告があります。

 

 

つまり、私たちの体に夜を告げる神経ホルモンである、メラトニンが少ないことで、体内時計の調節に大きな影響をあたえ、睡眠リズムが乱れるということです。

 

 

 

そこで、

 

睡眠リズムを整えるために、太陽の光を浴びることが重要であることが分かります。(幸せホルモンと言われる「セロトニン」が分泌されるピークの時間が朝の5時から7時と言われています。)

 

窓を開けて、顔だけでも外にでることでもOKだそうです。

 

さらに、

 

文部科学省の調査でも、「寝る時間が遅くなるほど、自分のことが好きだと感じる割合が減る 」ことが分かっています。

日本の子どもたちは世界の子どもたちに比べて、自己肯定感が低く、うまくいくかどうかわからないことに挑戦しようとしないことが分かっています。

 

睡眠時間も世界の子どもたちと比べると少ないため、不足している影響もあるではないでしょうか。

 

 

キャンプであれば、自然な形で太陽の光を浴び、外遊びができます・・・

 

 

せっかくですので、楽しみながら、睡眠の問題を改善し、発達凸凹による困りごとを軽減していきたいものです。